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2018.6.15
夏休みに行きたい!
旅に出たくなる映画特集 その1猫が教えてくれたこと
ピクチャーズデプト・シネマセレクション vol. 15 JUNE 2018
前売はこちら
あの名作映画や大ヒット映画を、
スクリーンで観るアート・シネマ・プロジェクト、
ピクチャーズデプト・シネマセレクション第15弾の上映作品は
『猫が教えてくれたこと』です。(上映時間 74分)——————————
飛んでイスタンブール♪
人の気持ちはシュール♪これから2回のピクチャーズデプト・シネマセレクションは、
夏休みの計画もそろそろ・・・思わず旅に出たくなる映画を、2本続けて。
まずは、6/23(土)19時から
イスタンブールの街を
7匹の個性的なノラちゃんたちが紹介してくれる
ほっこり旅情あふれるニャンコドキュメンタリー。———————–
猫が教えてくれたこと
———————–さあ、イスタンブールのニャンコちゃんたち、
我々ニンゲンに何を教えてくれるのでしょうか?イスタンブールの風景、
どうぶつを愛する町の人たち、
そして個性的なキャスト、
いやキャットたちに癒されまくります。7/11は、「旅する写真家〜レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』を上映します。
世界中を旅したフランスを代表する写真家がみてきた、世界の人々。
ふらりと世界一周の旅に出たくなるようなドキュメンタリー映画です。さあ、トルコとフランス、
はたまた世界の果てか?
この夏はどこに行こうかなぁ〜♪
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2018.5.17
映画に音楽を加えることで、観客の感情を高ぶらせ
観終わった後も、記憶に残すことができる映画音楽って、なんというマジック!
西部劇と言ったらあの曲!モリコーネがシンプルなギターの音を
西部劇に当てて何十年経った今でも、夕陽のガンマンといえば!の曲が思い浮かぶ…
映画音楽の作曲家ってほんとにすごいな、と改めて頭が下がるドキュメンタリー映画
『すばらしき映画音楽たち』明日夜7時逗子文化プラザで。明日のトークのために見直し。見どころ、興奮するシーンや
セリフがあまりに多すぎて、冷静なPR不能です。とにかくこれはもう、一緒に見てもらうしかない映画。
全米最大級の映画祭SXSWに正式出品された『サケボム』、
『旅するダンボール』で、一緒に映画音楽を作った作曲家の吉田大致くんと
プロデューサー・シオマキのトークは、手前味噌ですが相当面白い
クリエイティブトークではないかという思いを強くしています。音楽が好きな人、映画が好きな人、
エンタメに携わっている人、
超絶オススメです。「映画音楽の作曲家は、演出チームの一員であり、
監督のセラピスト」私は個人的には、インディ・ジョーンズの
あの曲を聞いただけで鳥肌がたちます。鳥肌が立つという現象は、体内の変化のサインです。
「音楽を聴いた時、人間の体内では、チョコレートを食べた時や
セックスで快感を得た時と同じようなドーパミンが放出されて、
快感を得ることができる」のが人間の身体のしくみだそうです。まったくの虚構の世界を観て人は感動したり人生が変わったりします。
その一端を担っているのが、映画音楽、そしてそれを仕掛けているのが、
映画音楽の作曲家たち、ということは、広い意味では、映画音楽の作曲家たちは、
人の心をコントロールする職人であり、
あなたのパーソナルなセラピストかもしれません。多幸感溢れる上映&トークになりそうで、
私もいまからそわそわしています。5/18(金)夜7時から 逗子文化プラザホールにて
登壇者:
映画音楽コンポーザー 吉田大致
ピクチャーズデプト プロデューサー 汐巻裕子
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2018.1.13
昨年9月末から始めた地元・逗子での上映会も、
ほそぼそと、でも気づけばもう10回を終えた。今日の映画は『ヨコハマメリー』
地元でなじみが深い都市伝説のメリーさんとあって、
映画の情報を聞きつけて見に来てくれた人が多かった。
ありがとうございます。アート映画やドキュメンタリー映画などは、作り手のメッセージ性が強く、
いわゆるアクの強い映画が多いせいか、観客側の感受性が試されるようなところもあるのがクセモノで、うっかりぼんやり見ていると、置いてきぼりを食らうこともある。そんなとき、ちょっとした「映画の見方のヒント」みたいなのを事前に心構えとしてもっていると、「なるほど」と思ったあとに、じわじわと自分なりの解釈、咀嚼ができてきて、映画鑑賞が数倍楽しい体験に変わる。
・・・と思っているので、ピクチャーズデプト・シネマセレクションでは
映画を見る前に、ちょっとしたその映画にまつわる裏話をシネマトークしています。今日は、メリーさんがヨコハマから消えたあとに、
いわゆる「対象者が不在」のまま映画を作り始めた監督の意図について、
私なりに感じたことなどをトークしてみました。いざ上映を始めようとしたとき、なかなか席につかない若い男性が入り口付近に立っていて、「どうぞ前のお席が空いてますよ」と案内したら、「あ、なかむらです」
一瞬、どちらのなかむらさんで?と思ったものの、
次の瞬間、「あっ!中村監督!」逗子でなにしとんねん?と気になったのか、ふらりと立ち寄ってくれた様子でしたが、すかさず、舞台挨拶と上映後のQ&Aまでお願いしちゃいました。
映画の製作者が何を考えているか?スクリーンを通して、自分なりにあれやこれや考えるのは、とても楽しい映画鑑賞法ですが、その答え合わせを本人に直接できるのは、映画の理解力も高まるし、なにより知的好奇心が刺激されて、映画を見る心の栄養になります。
こんな風に、予期せぬ形で監督がふらりと様子を見に来てくれるのは、
主催としては、本当に嬉しいサプライズ。そのあと、上映中にロビーで、監督をとっつかまえて、メリーさんのこと、
映画の作り方のこと、配給のこと、本のこと、映画に使った音楽のこと、
あれもこれも、聞いてしまいました。あ〜、楽しかった。
これだからやめられないわ〜。戦後の伊勢佐木町というカオスな町と時代の
象徴だったメリーさん。しばらくメリーさんのことばっかり
考えてしまいそう。あとからじわじわと味が襲ってくる、
なんとかイカみたいな映画、好きです。
すてきな映画と、興味ふかいお話。
中村監督、ご来訪、ありがとうございました。
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2018.1.12
街の記憶、ハマのメリーさん
世界中の映画を湘南で。見逃した映画をもう一度スクリー
ンで。
葉山の映画配給会社ピクチャーズデプトの映画バイヤーが厳選してお届けする
名作映画、話題の映画、ヒット作。毎月、逗子文化プラザで上映会をしています。今夜上映する、2018年1月の上映作品1本目は「ヨコハマメリー」
ヨコハマメリー
ピクチャーズデプト・シネマセレクション vol. 8
JANUARY 2018<ドキュメンタリー映画を楽しむ>
かつてひとりの娼婦がいた。
彼女の名前は、ハマのメリー。予告編
https://youtu.be/IK2mNOktA94 歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスに
身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街角に立っていた。本名も年齢すらも明かさず、戦後50年間、娼婦として
生き方を貫いたひとりの女。かつて絶世の美人娼婦として
名を馳せた、その気品ある立ち振る舞いは、いつしか
横浜の街の風景の一部ともなっていた。
“ハマのメリーさん”人々は彼女をそう呼んだ。街から消えた、伝説の女(ひと)
「天国と地獄」の中に登場する「外人バー」。
そのモデルとなった酒場が、戦後、進駐軍の
米兵や外国船の船乗りたちで賑わった大衆
酒場「根岸家」である。客は外人たち、
やくざや愚連隊、街の不良たち、米兵相手の
娼婦「パンパン」、果ては警察官といった面々。
皆、無国籍感漂う酒場「根岸家」に集まり、
夜な夜な饗宴を繰り広げていた。
その当時、メリーさんは「パンパン」として
根岸家に出入りし、ライバルたちと熱いバトルを
繰り広げていたという。
横浜がまだアメリカだったころ、そして横浜が
もっとも横浜らしかったころの話である。神奈川県民、必見。
心を揺さぶる、ヨコハマの姿。「天国と地獄ね……」。ある時、メリーさんがそう呟いた
。
横浜の小高い丘に広がる富裕層が住む山手と、その麓に
ひしめく浮浪者街、そんな対極の地を見たときのことである。
映画「天国と地獄」の舞台となった横浜には、数十年経った
現在でもそんな世界が現存している。
私見ですが、
監督が描きたかったのは、伝説のメリーさんってどんな人?とか
メリーさんの波乱の人生というよりも、
一人の女性が象徴した戦後のヨコハマ・ヨコスカの空気だったのかも、
と思っています。地元民としては決して見逃せない、
懐かしい風景、空気、そこに暮らす人々の息づかいを味わえる映画です。前売りチケットは上映1時間前までネットでご購入いただけます。
https://t.livepocket.jp/e/yokohamamary当日券 1,200円
「ヨコハマメリー」公式サイト
http://hitohito.jp/
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2017.12.14
今夜の<最近の洋画の邦題はどうなってるんだ会議>について
ピクチャーズデプト・シネマセレクション Vol. 6
怖くない、むしろ切なくなるホラー映画
「私はゴースト」の逗子上映会は今夜7時です。
前売は今夜6時までオンラインで https://t.livepocket.jp/e/ghorst
当日券あります。上映に先駆けて、映画評論家の江戸木純さんをお招きした
おもしろ映画トーク<最近の洋画の邦題はどうなってるんだ会議>を行います。先日、逗子にあるイタリアンの名店でシェフのお得なランチを食べながら
Dシェフと映画トークをしていたところ、
「あの映画のタイトルって誰がつけてるんですかね〜?」と素朴な疑問が
湧いている様子でした。それそれ、それなんですよ。問題は(笑)
思わず膝を打つ秀逸な邦題も、
原題とはイメージも内容もかけ離れてしまっているような邦題も、
すべては映画配給会社の宣伝マンの
「センス」が光るか鈍るかにかかってるんです。
もうそれがすでにホラーだわwwwというわけで、本日お招きするのは、
30年以上に渡り、数百本ものホラー映画の邦題を手がけて来た
江戸木純さんに、「一体なぜこんなことに?」な裏話を伺ってみようと思います。ナビゲーターは、ホラー嫌いのしおまきが、
質問しまくるのは、ホラー大好きバイヤーの字幕翻訳スタッフ小川が務める
かなーり、映画愛の深いトークになる予定です。江戸木純と聞いて、おや?とにやけてしまった人は
かなりの映画通のホラー通。この江戸木さんが手がけたホラー映画のタイトルに
「死霊の盆踊り」という作品があります。伝説の邦題を与えられし映画『死霊の盆踊り』とは?
・全米が呆れた
・映画史に燦然と輝くZ級映画
・カルトムービー界の白鵬。
・脚本はあのエド・ウッド
・今やレンタルは難しく、ソフトは当然廃盤。よって高値で取引されるどういうつもりで作ったのか?と言われ
史上最低の映画と名高いホラー映画界のレジェンドなのです。この最高のレジェンドに、「死霊の盆踊り」というタイトルが
なぜ与えられたのでしょうか?原題は、”Orgy of the Dead”
直訳すると『死者たちの狂宴』とか『死人の乱痴気騒ぎ』。江戸木さんは、なぜ死者を死霊としたのか?
なぜ狂宴を盆踊りとしたのか?たくさん聞きたいことがあって、30分じゃ足りないかも〜。
こんなお話から、映画の邦題がどうやって決まっていくか?
なんかの裏話が展開される予定です。ピクチャーズデプトの映画は、割と「原題そのまま」が多いんですが、
そのあたりの私の邦題に対する趣味趣向とかもお披露目できればな、と。登壇3名の「マイ・ベスト・邦題」も発表しまーす。
映画宣伝のベテランかつプロによる
かなりレアで面白い映画トークになるはずなので、
時節柄、忘年会のネタを探している方なんかも
ぜひ遊びに来てくださいね。今夜7時〜@逗子文化プラザホールにて
https://t.livepocket.jp/e/ghorst12/14(木)18:30受付開始/19:00開演
21:00 終了予定なんども言いますが、
まったく怖くないホラー映画です。
どちらかというと、かなり哲学的スピ。人は死んだらどうなるか?
亡霊の館のエミリーちゃんが教えてくれます。ちなみに、『私はゴースト』バイヤー兼字幕翻訳家の
おがわさんからメッセージが来ました。ゲストの江戸木純さんが過去に編み出した邦題(なんと数百以上!)たちの
クリエイティビティに震えてる…“ほんの”一例を挙げると…
「ヤムチャ・ガールズ/地獄の鉄観音」
「レディ・ニンジャ/セクシー武芸帖」
「レディ・ニンジャ2/夜霧の忍び凧」
「ザ・ブルード/怒りのメタファー」(超名作!)