インド映画の底力、お見せします。

わけわからんが、面白い!

「ロボット」9/14(金)夜7時

ピクチャーズデプト・シネマセレクション Vol. 19 
September 2018

インド版、ミッション・インポッシブル。
いや、インド版、ターミネーター。

主演は、インドのトム・クルーズ、
いや、インドのアーノルド・シュワルツェネッガー、ラジーニ・カーント。

ダサいぞ!だけど映像スゴくてびっくりだぞ!
そして、やっぱり踊るのか!君たちわっ!

想像を絶するアクション!
破格の総製作費37億円!興収100億円のメガヒット!
これぞ、マサラ・ムービーの決定版!

インド映画あるあるで177分もありますが、
あっという間です。

ストーリー。あるような、ないようで、
ちゃんとあります。
世界最強のロボットが、開発者の婚約者に横恋慕。

人知を超えた知能をもった機会も、結局悩みは、恋なのね!

もちろん、昔の映画です🎬
昨今大ブレイクした『バーフバリ』であっと驚いてる人に
インド映画界の底力をお見せします!

めちゃくちゃ手が込んでて、
ド派手にやらかしてるのに、
タイトルは、超単純に「ロボット」
インド映画のそゆとこ、すき。

ボリウッドおなじみミュージカルシーンに
♪君は、ハチミツの中のワサビ。という歌詞があるんですが
どんな食べ物ですか?

 

当時のPRで、ラスト40分がすごい!ってあるんですが、
ラスト長すぎです(笑)

あと、失恋してバージョンアップした
ロボット2.0が、いくらなんでも強すぎます。

どうぞ余計なことはあれこれ考えずに
お楽しみください。

 

9/14(金)夜7時『ロボット』上映会
ピクチャーズデプト・シネマセレクション vol. 19
オンラインチケットはこちら

会場:逗子文化プラザ さざなみホール 交通案内

 

shonan beach FMで、『ひまわり』とミュージカルを語る。

ピクデプ映画バイヤーのしおまきが、
映画のあれこれを語るラジオの時間。
Shonan Beach FM 78.9MHz WEEKEND by The Sea
「ピクチャーズデプトシネマセレクション」

毎週土曜日、朝11時から放送しています。
インターネットでも聴けるので、よろしければぜひ。

先週、リスナーの方から「最近ミュージカルが好き!」というおたよりをいただいたので、
私の大好きな「南太平洋」をご紹介しました。

番組内ではご紹介しきれなかったですが、
中学生の頃、積極的にブロードウェイ・ミュージカルの映画化を観ていた私の
新旧オススメのミュージカルです。
『雨に唄えば』いわずとしれたミュージカルキング、ジーン・ケリーの代表作ですね。
私は、中でも朝まで語り尽くしちゃって、あら、朝だわーって浮かれている
Good Mornin’のタップダンスのシーンが大好きです。
『略奪された七人の花嫁』
田舎の農家の七人兄弟にお嫁さんを獲得しようというコメディなんですが、

今みたら、ちょい時代錯誤な表現もありますが、
ウブで奥手な農夫たちにレディの扱い方を教えるシーンはかわいらしいです。

 

『王様と私』
粗野な王様、ユル・ブリンナーをデボラ・カーがお上品に仕立てていくお話です。
あらゆるところでカバーされているナンバー『SHALL WE DANCE?』があまりにも有名ですね!
そういえば、最近では渡辺謙さんがブロードウェイで『王様と私』の舞台に立ったことが
ニュースにもなりましたね。

『オペラ座の怪人』は、なんとこれまでに9回も映画化されています。
中でも、2004年のジョエル・シューマッカー監督版が好きです。
ファントム役をジェラール・バトラーが、クリスティーヌをエミー・ロッサムが演じました。

特にエミーのTHINK OF MEは、素敵でした!
透明感のある歌声は、思わず地下に潜むファントムの耳にも届いてしまいましたね。
しかしこの映画、最新作と思っていたら、もう14年も前なんですか?!

ミュージカル映画は50年代後半に多く作られ、
ブロードウェイの舞台のミュージカルの映画化が多いんですが、
最近のヒット作『ラ・ラ・ランド』は、
往年の古典的なミュージカルを踏襲しながらも
若いジャズ好きの監督のオリジナルストーリーなのが、面白かったです。

ミュージカルってどうも苦手。という方、

ミュージカルは、急に急に歌い出して、踊り出す。
わたし、いま、ハッピーなんです!という
ポジティブでシンプルな作品が多いですが、

中には、そんなにウカレポンチの話でもなく
テーマは重たいミュージカルもあります。

例えば、

ビヨークが主演して世界中で話題となった『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が代表例です。
ミュージカルなのに、お話に救いが全くありません。
この作品は、世界中から芸術作品が集まるカンヌ映画祭でも高く評価され、
2000年に最高賞のパルムドールを受賞しました。

・・・が、監督のラース・フォン・トリアは、その後2011年に
ナチスに共感できるという主旨の発言を同じくカンヌ映画祭の記者会見でしてしまい、
ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されない人物)として、映画祭から「永久追放」されてしまいました。
(*トリアー監督は、今年のカンヌで7年ぶりに謹慎?と解かれて新作で参加しています)

当時から賛否両論でしたが、
ウカレポンチ系のハリウッド王道ミュージカルが苦手な人は
思わず引き込まれてしまう、
歌姫ビヨークの熱演と熱唱に酔いしれてみてはいかがでしょうか?

カンヌ映画祭の世界最大級のスクリーンでこの作品のプレミアを観た時は、
お話の力強さもそうなんですが、ビヨークがあまりに演技が巧くて、びっくりしました。

番組の同録は以下でお聴きいただけます。

8/4 「ひまわり」を語る回
8/11 「ひまわり」と「南太平洋」を語る回

『ひまわり』の上映会は、8/15(水)14:30と19:00の2回です。
場所は 逗子文化プラザ2F なぎさホール

前売券のネットはこちら(昼の部夜の部
逗子文化プラザの受付でもご購入いただけます。

ひまわり〜愛のテーマ〜 と、8.15 逗子上映会のこと

<語り継ぎたい映画シリーズ>

毎年終戦記念日には、あちこちで戦争映画の上映会が催されておりますが、
ピクチャーズデプトでは、少し変わった戦争へのメッセージの映画を上映します。

来週8月15日(水)のピクチャーズデプトシネマセレクションは
ソフィア・ローレンとマルチェル・マストロヤンニの永遠のロマンス
『ひまわり』を上映します。

ラストシーンで画面いっぱい広がる無数のひまわり。
なにを象徴するかご存知ですか?

イタリア・ネオリアリズムの巨匠といわれる
ヴィットリア・デ・シーカ監督は、
戦争を「戦地の惨劇」としてではなくて、
「戦争という状況下の人間の切なさ」として描きました。

ローレンとマストロヤンニのコンビお得意のコメディタッチ。
メロメロのお熱いメロドラマで始まったかと思いきや
戦地へ消えた夫探しのミステリーへと引き込まれ、
最後には人間の生きる営みの哀しみが身に沁みる・・・
そしてラストには一面のひまわり畑。

戦地に向かった夫の帰りを待ちわび、
その姿を探し求めていた妻ソフィア・ローレンの
心を掻きむしる現実。

しかし、こんなエクストリームな状況下、
誰が夫マストロヤンニの運命を責められるでしょうか?

ソフィア・ローレンは
セックスシンボルとしての印象が強かったですが、
御年83歳、生き生きと輝く彼女から発せられるポジティブな言葉は
世界中の女性をいまだ魅きつけています。

 

というわけで、今年、デジタルリマスター版となって復活した名画を上映します。


8.15(水)

とにかく、スクリーンでの上映の機会は限られているため、
一人でも多くの人にみてもらいたいので、
昼の部(14:30)と夜の部(19:00)を、大ホールのなぎさホールで。

 

8/15という特別な日に観る映画は何がいいかな、と考えた時、
自分にも起こりうる身近な恋愛のストーリーとして共感できて、
それでいて、ずしりと心に残る映画と思って選びました。
だって、これ、自分だったらどうします?
戦争がなかったら、この二人はどうなってたんでしょうか?
戦争があってもなくても、こうなってたんでしょうか?

戦争って、アクションでも悲劇でもなくて、
身の回りにある、人間の営みの切なさだと思うのです。

そしてかのヘンリー・マンシーニの「愛のテーマ」には
涙を絞りとられた方も多いと思います。

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ひまわり 上映会@逗子文化プラザ なぎさホール
8/15(水)
昼の部(14:30〜)昼の部のお得な前売りはコチラで
夜の部(19:00〜)夜の部のお得な前売りはコチラで

前売 1,200円(上記ウェブサイトと、逗子文化プラザホール受付で前日まで発売しています)
当日1,500円

 

旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス|ピクチャーズデプト・シネマセレクション Vol. 16 JULY 2018

ピクチャーズデプト・シネマセレクション Vol. 16 JULY 2018

 

7月は「夏休み準備!旅に出たくなる映画特集 第2弾」
旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランスの登場です。

夏休みも近いね!ということで、先着10名様をご招待。
チケット販売サイトから「無料」チケットをお選びください。
残りわずかです。ぜひお急ぎくださいね。

 

この夏は、パリにするか、イスタンブールにするか?
どっちも行けそうにない私は、映画の世界を旅することにします。

 

昨日上映した猫のドキュメンタリーは、
「好奇心」いっぱいの猫ちゃんたちが主人公でしたが、
今回のドキュメンタリーは、「好奇心」に駆られて世界の果てを旅して来た
フランスを代表する写真家が主人公です。
週末オススメ映画でラジオでご紹介した『ワンダー 君は太陽』もそうですが、
7月のピクデプのテーマはどうやら「好奇心」のようです♫
だってもうすぐ夏だもんね。

湘南ビーチFM WEEKEND BY THE SEAの新コーナー
ピクチャーズデプト・シネマセレクションで
オススメ映画を紹介してます。

毎週土曜日 朝11時から♪
Shonan Beach FM 78.9MHz
ネットで聴けます

イスタンブールはキャッツタンブール?!

猫が教えてくれたこと。
今夜。逗子文化プラザホール

今日のラジオ出演では、109湘南でも観られる絶賛公開中の
『ワンダー 君は太陽』をオススメしておいてなんですが、
今夜は逗子文化プラザで『猫が教えてくれたこと』の上映会です。

イスタンブールの街の人たちは、
ノラ猫たちとうまいこと共生していて、
世界でもめずらしい街といわれています。
捕まえて殺処分だなんてとんでもない。
イスタンブールでは、猫ちゃんがまるでインドの象のような
神聖な存在として扱われているんです。

ところでタイトルにあるように、
イスタンブールの自由な猫たちが教えてくれること、
ってなんでしょう?

映画の中では、7匹のネコ達と有意義な交流をもった
街の住人達が描かれています。猫との関係性を通して、
それぞれが人生とか、自分の役割を見出していくんですね。
どうぶつとの暮らしを通して、ものの見方がどれくらい変化するか?は
人によって違います。でも共通点がありました。

魅力的で、自立している動物と共存する機会を得たことで、
その人の価値観を変えるチャンスがもたらされた、というところです。

今日はトークゲストはいませんが、
昨今の世界の映画界におけるドキュメンタリー制作事情を
ちょっとご紹介しようと思っています。

7匹の個性的なにゃんたちと
旅情たっぷりのイスタンブールの街の風景。

わたしは、お腹が空くと前足でデリカテッセンの窓を叩くのに、
決して店の中には入らないグルメでジェントルニャンの
デュマンにキュンキュンしました。

イスタンブールって、キャッツタンブールって
愛称があるらしいですよ。

雨模様ですが、
スクリーンでお待ちしておりまーす。

US版の予告編です。
イベント詳細はココ

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