top > blog > SAKE-BOMB > 15.8月.2012

SAKE-BOMB day7 【バディになってきた2人】

【Staff 1号 from LA】

昨日は、撮影始まってから始めてのお休み。
せっかくのLA滞在ですが、ワタクシは12時間睡眠で起きたら12時。
あぁ、もうお昼…。

しかも日々対応出来ていなかったお仕事と
もう着るものがないよー、と困っていた洗濯を最優先。

観光?なんですか、それは?
チミがうらやましいよ。



ちなみにこの洗濯の小話をひとつ。

そう言えばなんですけど、こっちにきて家に洗濯物を干している光景を見たことがないのです。
言われてみればなんですけどね、もちろん。
普段そんなこと気にしてないですし。

で、現場で洗濯物がたまってて、やんなくちゃなんて話をしていたら、
こっちでは洗濯して乾燥機にかけてが当たり前で、
ユニクロさんのヒートテックなんかを乾燥機に入れちゃった日にゃ、
もう大変なんて笑い話をしてたんですけど。

いやー、でも乾燥してるし、お陽さま浴びて洗濯物気持ち良さそー、と話したら、
「こっちじゃ条例で人に見えるところに干しちゃいけないんですよ」と。

え?そうなの?
条例なの?

景観を守るためでしょうか。
よく理由は分かりませんが、そういうことらしいです。

日本人留学生が気持ち良くベランダに干していると
注意受けたりするらしいので、お気をつけを。

で、あっという間にお休みも終了。
体力回復したところで、今日はスタジオに6時集合。
朝方LA人にも早い時間です。

今日は、5ページもある長いシーンがあって、
朝からセリフの確認に余念がない岳サンの相方、
ユージン・サミュエル・キム兄さん。

実は、岳サンがこちらに来てからずっと欲しがっていた、
Los Angels Dodgersのキャップをサプライズプレゼントしてくれたのです。
岳サン、これには大喜び。

どうやら岳サンが欲しがっているという情報を聞きつけたユージン兄さん。
頭のサイズを衣装さんから聞き出して、
僕がプレゼントしたいと申し出てくれたみたい。
粋だね!

ダウンタウンをバックに、屋上で記念撮影も忘れずに、パシャリ。
もちろんLAポーズもしっかりと。

 

撮休の昨日もどうやら連絡をしてきてくれて、
自慢の愛車(オープンカー)でドライブしてくれたそう。
これで、すっかり打ち解けたんじゃないかな?

今日のシーンも物語の中で、
二人が出会ってからしばらく経って、
なんとなくお互いの気持ちも分かりつつあったのに…なシーンな訳です。

もうこのシーンに向けて、狙ってやっているとしたら、
ユージン兄さん、完璧です(笑

監督の演出意図も交えつつ、
ソファに二人並んでセリフの確認。
ランチを挟んで、いよいよ本番!

だったのですが、今日は表で犬が吠えたり、トラックが大きな音出したり、
調子狂う場面も多く、なかなか苦労することに。

長セリフのユージン兄さん、ちょっとハマり気味に苦労し始めて、
でも、基本的に監督がなかなかカットかけないなーって思って、
こんなものなの?って聞いてみたら、
日本のように細かくカットを割って、狙ったセリフだけを撮影というスタイルではなく、
あくまでシーンの一連の流れを最後までやるのがフツーなんだそう。

別にここは長回しで1カットってわけじゃないんですけど、回すんですよね。
役者さんにとってはこりゃ、キツいかも。。

しかもセリフを噛んだり、とちっちゃったりしても
俳優さんが自ら、もう1回!と言って、
少し前のセリフから芝居を再開したりするのです。

まあ、そりゃカットかけると、
メイクさんが入ってきて直し始めて、
衣装さんも入って来て、
照明さんも気になるから少し入って、
カメラもちょっと確認し始めて、と、
すぐ再開したくても一旦流れが止まりますもんね。

これもスゴく合理的ですよね。
どっちが良い悪いは分かりませんが、
予算が潤沢に無い場合で、
スタッフやキャストの拘束時間が決められているここLAのスタイルでは、
この方法が取られるのは当然だと理解しました。

撮影スタイルにもいちいちカルチャーがあります。

岳サンもこのスタイルには最初慣れないご様子でしたが、
さすがの環境適応能力で、もはや慣れたもの。
英語で返しちゃう余裕まで出て来ちゃいました。

一連の芝居を粘って、粘って、ようやくOK。
ユージンの兄貴、かなりホッとしていた表情にお見受け致しました。

明日はいよいよタイトルにもあるSAKE BOMB(サケボム)パーティシーンの撮影。
SAKE BOMBって何?って方は、ぜひyoutubeで検索、検索。

【余談】
撮影後に少しスタッフと話して、戻ってから別の仕事をやっていたのですが、
お腹もすいてきたし、スーパーにでも行って何か買ってこようとして外出。

横断歩道を渡ろうとしたら赤信号になったので、
仕方なくまっすぐ歩き出した、その時。

タイ料理のお店の中で、こっちに向かって手を振る人が。
いやいや、LAでそんな知り合いは多くないよ、誰だろう?と思って
よく見てみると、なんと岳サンご一行が!

いろいろお店もあるだろうに、こんな偶然もあるんですね。
しかもちょうど注文直後だったので、お邪魔させて頂きました。

最後に当然のように出てくる、フォーチュンクッキーにも慣れたもの。
ど、れ、に、し、よ、う、か、な、と選んでみたら、
今日のメッセージはこちら。

You are never bitter,
deceptive, or petty.

体重以外にもズッシリとしたものを持ってるようで良かったー。
お後がよろしいようで。