SAKE-BOMB day5 【Shunji IwaiではなくIwai Shunji】
【Staff 1号 from LA】
この2日間更新が遅くなりました。
毎日お届け!を目標にやってましたが、残念。。。
遅ればせながらday5の様子をお届けします。
本日は、コスプレパーティのシーンを一日撮影。
エキストラの人たちも思い思いの格好でスタジオにやってきてくれました。
※豆知識 こちらではエキストラの方々をBack Groundと呼びます。
日本人のワタクシから考えるとどうしてその組み合わせ?
と、思うこともまああるんですけど(笑
ちなみに、左のヘルメット姿のカレは、現場の制作スタッフさん。
これが背が高くて、ブラウンアイのなかなかのイケメンさんです。
しかしアレですね。
オタク(既にクールな言葉)の方々は万国共通といいますか。
非常に良い人たちなように思います。
順番を待つし、きちんと並ぶし。
この日も待ち時間も結構あったんですが、
大人しく文句も言わず協力してくださいましたし。
なかなか無いですよね。
特にアメリカにいて周りを見渡すとほんとにそう思いますよ(笑
そして、パーティシーンの主役はこちら。
イーディ役のChrissie Fitちゃん。
全身黒タイツで紫のウィッグという出で立ち。
これはあるキャラクターに扮しているのですが、
お分かりになりますでしょうかね。
ちなみに、キックアスのキックガールではありません。
あしからず。。
正解は….
また別の機会に。
それにしても、素直にカワイイですね、はい。
モニターしばらく眺めてましたし(笑
ぜひ、これからはクロエ・モリッツちゃんのキックガールではなく、
SAKE-BOMBのクリッシィ・フィットちゃんをどうぞ宜しくお願いします。
メイクさん情報によると、ディズニーのTV movieに出演決まって、
先日2ヶ月間撮影しておられたとのこと。
もしや今後ブレイクしてくるかも!?
注目です。
いやあ、さすが映画の街、ハリウッドです。
街中でもフツーに撮影はいっぱいしてるし、
モデル、俳優さんの卵がカフェでいっぱい働いてますし、
層がとにかく厚いです。
オーディションもほぼ毎日のようにあって、
オファーで呼ばれるようになるまでにはなかなか険しい道のりです。
逆に結構名のある方でもオーディションに行くのは当たり前ですし。
しかもオーディションでセリフ覚えてるのも当たり前。
キャラクターへの理解もしっかりあって、自分でしっかり作ってきます。
選ぶ方もしっかり芝居を見ることが出来るので、
このオーディションスタイルはほんとに良いな、と思ったわけです。
今回、岩井俊二監督の『ヴァンパイア』(9/15公開)
などを担当したBrad Gilmoreさんがキャスティングディレクターを担当してくださいました。
これが時間のない準備期間の中、
まあ見事にイメージピッタリの方々をオーディションに集めてくれました。
正直、時間も無いし、大丈夫かなあなんて思っていたこちらの不安を吹き飛ばしてくれました。
プロの仕事はスゴいといつも思いますね。
そして、キャスティングディレクターという仕事を、
ようやくキチンと理解出来た気がしています。
遠く日本にいるワタクシにもそれが分かるように、
オーディションの様子は映像に撮って、動画で共有。
インターネット、ありがとう、です。
ですので、他にも日本ではまだまだ馴染の無いキャストも多いですが、
なかなか面白い方々集まってますので、ぜひこの機会にそのあたりも知って頂ければ嬉しいな、と。
得意の脱線してしいましたが、
本日も照明ガンガン&狭い部屋での撮影が長時間かかりましたけど、
無事に撮影も終了ということで、いざ帰宅。
と、思いきや。
思いがけない方からご飯のお誘いを頂きまして、
監督と岳サンとでお邪魔することに。
その思いがけない方とは、そう『ヴァンパイア』(9/15公開)の岩井俊二監督。
実は、ジュンヤサキノ監督とも長いお付き合いでして、
先日の製作開始ニュースをご覧になって、
ちょうど岩井監督もLAにいらっしゃるということで、
ソーテルという日本人街にある、日本食レストランで久々の再会ということになったのです。
※実は、岩井監督が金八先生以来の岳サンファンだったのは内緒です。。
到着したら、何やらお見かけしたことのある方がいらっしゃいまして、
おそるおそる挨拶させて頂きましたら、女優の藤谷文子さんでいらっしゃいました。
現在、LAにも拠点をおいて、頑張られているそうです。
うーん、知らないだけで同じようにチャレンジしている方はたくさんいるのかも。
チャレンジ応援します!ということで、ご挨拶させて頂いて。
そうそう、『SURROGATE VALENTINE』という作品に出演されているようなので、ご紹介まで。
ワタクシも岩井監督と少しお話させて頂きました。
『ピクニック』『スワロウテイル』など青春時代に非常に大きな影響を受けた者としては、
かなり感動ものです。
昨年の震災以降は、地元仙台での活動やここアメリカでも活動されたりと精力的で、
次回作のこともいろいろお考えになられてるそうです。
そんな岩井監督からお聞きした自分の名前クレジットについての小話を。
日本人の名字、名前って、Family name, Last nameと言いますよね。
それで、アメリカというかアルファベット表記をする時に、
Last name, Family nameという順番に書くのがフツーですよね。
ある日、南カリフォルニア大学にイベント上映でゲスト訪問したとき、
紹介の垂れ幕に、Iwai Shunji、と逆に書かれていたそうなんです。
「あれ?逆だよ?」監督が仰ったら、
「いや、あなたの名前はIwai Shunjiでしょ?」と返されたのだそうです。
そう、ここアメリカでも正式文書などでは、
Family name, Last nameの表記なのだそうで、
俺も別に自分で逆にすることないじゃん、と思われたそうです。
よく考えればそうなのですが、例えば女子スケート見てて、
浅田麻央さんは、Mao Asada!とコールされるのに、
キムヨナさんは、Yona Kim!とコールされないですよね?
なので、今後は、Iwai Shunji、というクレジットにされるそうです。
あ、日本映画なのにShunji Iwaiってアルファベットで最初にクレジットしたのは、
俺なんだけどね、と仰られてた笑顔がとても印象的な夜でした。
最後に記念写真を撮らせて頂いて、お別れ。
会食は楽しく、応援の言葉も頂きまして、
すっかりのご馳走&撮入祝いまで頂いて、ただ感謝&感謝です。
ありがとうございました!
ぜひ日本での公開時にも協力お願いします!とお願いをしつつ…
※欲張りですいません。