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シーソー

ありふれた日常に“愛”を忘れてしまった恋人たちへ
  • SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 <SKIPシティアワード受賞>
  • ハワイ国際映画祭 <長編コンペ部門ノミネート>
  • ヴィエンナーレ国際映画祭
  • 大阪アジアン映画祭
  • ブラッドフォード国際映画祭
  • ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭
  • メキシコ国際映画祭 <長編コンペ部門 銅賞受賞>
  • ベルギー王立フィルム アーカイヴ・コンペティション <長編コンペ部門ノミネート>
  •  ロサンゼルス アジアンパシフィック映画祭

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シーソーは二人でバランスを楽しむ遊具。言葉がなくても浮遊感の中に相手の存在を感じている。友人たちに囲まれ、仕事も充実し、穏やかに暮らす真琴がバランスを失ったとき、何が起こったのか…。

 

<喪失 >と<再生>をテーマに、少しずつバランスを欠いてゆく都会で暮らすカップルの揺れ動く情感、微妙な気持ちのずれ、恋愛心理を切り取った、老若男女、新婚、既婚、未婚問わず、全てのカップルたちに贈るせつない愛の寓話『シーソー seesaw』。

 

Synopsis

2年前から同棲している日本語教師の真琴と夢を諦め就職した伸司。 ある日、俳優として売れ始めた友人が結婚を決めたことに影響を受け、伸司は結婚を意識し始めていた。「結婚しても何も変わらないんだよ」真琴にとっては、そんな甘い考えの伸司が少し面倒くさい。それに、今は結婚より自分のことで精一杯。「変わらないならこのままでいい」「焦らなくても、大丈夫」そう思っていたある日、真琴に妊娠の兆候が現れてしまう。

Director's Profile : 完山京洪

1978年生まれ。俳優としての主演作にトム・ピアソン監督作『Turkey boy』など。2006年からシナリオ勉強会<カンキャク会>を主宰。 製作と脚本を兼ねた初長編監督作品『シーソー seesaw』(10)が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティアワードを授賞。その後、ハワイ、ウィーンなどの国際映画祭に招待された。また2010年度の東京フィルメックス主催の人材育成プロジェクト<ネクストマスターズ>のアジアの若手監督20名に選出され、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督らの指導を受けた。

Credit

2010/日本/70分/カラー/シネマスコープ
脚本・監督:完山京洪
出演:村上真希 完山京洪 SoRA 岡慶悟
配給・宣伝:ヴェスヴィアス
© 2010 Cinepazoo & Helpless Lunch

Official Site

http://seesaw-movie.jp

監督からのコメント

「シーソー seesaw」は、とても個人的な思いで作った映画です。多くの人と同じように僕も「喪失」を経験した事があります。人生における「喪失」はいつも突然で、残酷で、非日常を感じさせます。そして、それまでの日常がどれほど貴い時間で、積み重ねてきた特別な結果であるかということを思い知らせてくれます。僕はこれを一種のラブレターだと思っています。届かない悲しみと愛しさを込めた小さな物語。観客の皆さんがそれぞれの個人的な思いと重ね合わせてくれたらな、と思います。そして今、身の回りにいる人々の事を改めて感じてもらえたらなと思います。

Poster

Scene Photos

Trailer

Director