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パルコフィクション

監督:矢口史靖、鈴木卓爾

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Synopsis

大ヒット作『ウォーターボーイズ』で日本中に笑いと涙の旋風を巻き起こした監督・矢口史靖が
学生時代からのライバル、『ゲゲゲの女房』で好評を得た監督・俳優の鈴木卓爾とタッグを組んで、
”ナウでヤングな若者が集う”渋谷のパルコを舞台に思いっきり遊んだら、
5つのステキなストーリーができあがりました!

お気楽でお気軽、映画でもウソをつき通す、なんちゃって矢口ワールド、
そして短くも濃厚、ディープなドラマ派、卓爾ワールドが炸裂する、
欲張りな魅力満載の完全フィクション・オムニバス5話。

あなたの知ってる〝PARCO”の
誰も知らないおはなし、お魅せします。
パルコの秘密、覗いてみませんか?

第1話:パルコ誕生(矢口)
場所はパルコの役員会議室。
本日の会議のテーマは「新時代ショッピングビルの名称案」。
「パ、ポ、ポロ、ペロ…」出そうで出ないナイスなアイデア。
長時間に渡る会議で、役員たちはみんな行き詰っていた…。
複雑な人間関係は思わぬ方向へ展開し、PARCO誕生の秘密を暴きます!

第2話:入社試験(矢口)
今年もやってきました新入社員の季節。
「コ、コウコクのシゴトとか、やってみたいんでっ!」と
意気盛んにパルコの面接試験を受ける花子(真野きりな)だったが、
隣の席の東大卒が優秀を絵に描いたヤツで、すでにココロはくじけそう。
そんな花子の前に現れた面接官が、謎の封筒を手渡す。
「この封筒を最後まで開けなかったら、合格ですよ」
ん~~、開けたい!でも受かりたい!
このナゾの封筒に、あのPARCOのコマーシャルの秘密が隠されているのか?!

第3話:はるこ(鈴木)
テレビでPARCOのコマーシャルが流れるたびに、
おばあちゃんの「はるこ」さんが、「はぁ~い、呼んだ?」
心配した孫のイズミは、子供心にもおばあちゃんが心配になり、
こども電話相談室に電話する。
ところが応対したのは、超アヤシイ相談員の「斧」(鈴木卓爾)。
絶対にあり得ない設定をリアルに描く、ちょっと奇妙な展開は、
『ゲゲゲの女房』の鈴木ワールドが全開のほのぼのファンタジー!

第4話:バーゲン(矢口)
今日からパルコは恒例のグランバザール。
店員の鈴子は、前から社販で買おうとしていたお目当てのワンピースが次々と
売れてしまうのが、気がかりで仕方ない。そこで、思いついたのが…。
パルコの店員さんのトホホな日常を描きつつ、
ラストは見事に次の鈴木作品『見上げてごらん』にバトンタッチの軽ワザは
盟友と言われる矢口、鈴木のタッグならではの、見どころ。

第5話:見上げてごらん(鈴木)
世にも稀な〝スカイスクレーパー症候群”(高いビルが見上げられない)
の美都子は、一切空を見上げることができずに、いつもうつむいているパルコの店員。
背の高い恋人だと目を合わせることもできず、
今までの恋愛相手は「背が低いから」という理由で選んだ人ばかり。
そこへ、登場するかなりの長身の警備員・大須勘三(荒川良々)。
「アタシの病気、治るかも」と、美都子は思い切ってデートに応じてみることに…。

たとえ短編でも、どうしてもこの「ドラマ」を描き切りたかったという
鈴木卓爾監督渾身の美しいラストは必見!

Credit

2002年/日本/ビスタ/カラー/ステレオ/65分
製作:パナソニック、アーティストフィルム/企画協力:パルコ
配給:パルコ、アーティストフィルム

Poster

Scene Photos

Director