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救命士
脚本・監督:完山京洪
- SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
- 大阪アジアン映画祭
- ひめじ国際短編映画際
- 札幌国際短編映画祭コンペ部門ノミネート
Synopsis
とある夜、新人隊員の岩井、女性機動員の成瀬、隊長の溝口は、通報を受けて現場に急行する。若い妊婦ユウと恋人らしき男が、病院に受け入れを断られたと言う。妊娠したことを秘密にしていたユウの産科未受診が受け入れ拒否の理由だった。受け入れ先を探しながら、次第に増していく緊迫感とストレス。なんとか状況をコントロールしようとする溝口だが‥…
Director's Profile : 完山京洪
1978年生まれ。俳優としての主演作にトム・ピアソン監督作『Turkey boy』など。2006年からシナリオ勉強会<カンキャク会>を主宰。 製作と脚本を兼ねた初長編監督作品『シーソー seesaw』(10)が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティアワードを授賞。その後、ハワイ、ウィーンなどの国際映画祭に招待された。また2010年度の東京フィルメックス主催の人材育成プロジェクト<ネクストマスターズ>のアジアの若手監督20名に選出され、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督らの指導を受けた。
Credit
2011/日本/20分/カラー/1: 1.85
脚本・監督:完山京洪 プロデューサー:山本兵衛
出演:津田寛治 尾上寛之 松永京子 関谷桃子
© 2011 Go-all プロジェクト/埼玉県
監督からのメッセージ
日本で救急車による患者の「たらい回し」が問題になりました。実態を調べてみて知ったことは、救急 隊員が現場でその患者を受け入れてくれる病院を毎回探さなければいけないという現実でした。それは とても日本的なシステムが引き起こしている結果だったのです。今、1人でも多くのいのちを救おうと 懸命に働いている救急救命士がいます。そんな最前線で人と向き合う彼らの勇気と尊敬を込め、彼らの 社会的地位が少しでも上がればいいと思い、この映画を作りました。