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希望の国

10/20(土)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー!
  • 37th Toronto International Film Festival – NETPAC Award For Best Asian Film
  • 6th Subversive Film Festival – Best Fiction Feature film
  • 34th Durban International Film Festival – Best Feature Film
  • 9th Dubai International Film Festival – MUHR ASIAAFRICA FEATURE COMPETITION
  • Rio de Janeiro International Film Festival 2012
  • 27th Mar del Plata International Film Festival
  • 17th Busan International Film Festival
  • 41st Montreal Festival du Nouveau
  • 32nd Hawaii International Film Festival
  • 48th Chicago International Film Festival
  • Hong Kong Asian Film Festival
  • 13th San Diego International Film Festival
  • 53rd Thessaloniki International Film Festival
  • 23th Stockholm International Film Festival
  • 49th Taipei Golden Horse Film Festival
  • 21st Madrid Experimental Film Festival
  • 30th Torino International Film Festival
  • International Istanbul Independent Film Festival 2013
  • 31st San Francisco Int’l Asian American Film Festival
  • Japan Society 311 Special Screening
  • 15th Deauville Asian Film Festival
  • Helsinki Cine Aasia
  • 2013 Environmental Film Festival
  • CPH PIX 2013
  • Kosmorama Trondheim International Film Festival 2013
  • Riviera Maya FIlm Festival 2013
  • Barcelona International Auteur Film Festival 2013
  • The Sarasota Film Festival 2013
  • 39th Seattle International Film Festival
  • Nippon Connection 2013
  • 60th Sydney Film Festival
  • 16th Shanghai International Film Festival

ずっとささやかながらも満ち足りた生活を送っていた。あの日が来るまでは。
突然の出来事の中、もがきながら必死に生きる、ある家族の物語。


園子温が描き出す、激しく力強い筆致と全編にあふれる詩情。
未曽有の事態に巻き込まれた家族が見つけ出す絶望の中の光。

Synopsis

これは見えない戦争―― ただ、大切なものを守りたいだけ。

舞台は東日本大震災から数年後の20XX年、日本、長島県。酪農を営む小野泰彦は、妻・智恵子と息子・洋一、その妻・いずみと満ち足りた日々を送っていた。あの日が来るまでは。長島県東方沖を襲ったマグニチュード8.3の地震と、それに続く原発事故は、人々の生活をたちまち一変させる。原発から半径20キロ圏内が警戒区域に指定される中、強制的に家を追われる隣の鈴木家と、道路ひとつ隔てただけで避難区域外となる小野家。だが、泰彦はかつてこの国で起きた未曾有の事態を忘れていなかった。国家はあてにならないと言い、自主的に洋一夫婦を避難させ、自らはそこに留まる泰彦。一方、妊娠がわかったいずみは、子を守りたい一心から、放射能への恐怖を募らせていく。

「これは見えない戦争なの。弾もミサイルも見えないけど、そこいらじゅう飛び交ってるの、見えない弾が!」

その頃、避難所で暮らす鈴木家の息子・ミツルと恋人のヨーコは、消息のつかめないヨーコの家族を探して、瓦礫に埋もれた海沿いの町を一歩一歩と歩き続けていた。

やがて、原発は制御不能に陥り、最悪の事態を招いてしまう。泰彦の家が避難区域となり、強制退避を命じられる日も刻一刻と迫ってきた。帰るべき場所を失い、放射能におびえる人々。終わりなき絶望と不安の先に、果たして希望の未来はあるのだろうか?

Director's Profile : 園子温

愛知県出身。1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。PFFスカラシップ作品『自転車吐息』は、ベルリン国際映画祭正式招待のほか、30を超える映画祭で上映された。以後、衝撃作を続々と誕生させ、各国で多数の賞を受賞。映画以外にも大ヒットドラマ「時効警察」(06・07/EX)の脚本・演出なども手掛けている。

近作では『愛のむきだし』で、第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞、国際批評家連盟賞と第9回東京フィルメックスのアニエスベー・アワードを受賞。『冷たい熱帯魚』は第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門、第35回トロント国際映画祭ヴァンガード部門など各国の映画祭に正式出品、テアトル新宿の動員を塗り替えるヒットとなる。さらに『恋の罪』が第64回カンヌ国際映画祭監督週間で上映、『ヒミズ』は第68回ヴェネチア国際映画祭で主演のふたりにマルチェロ・マストロヤンニ賞をもたらした。いま、最も新作が期待されている、まさしく日本を代表する鬼才監督である。

Credit

2012/日本=イギリス=台湾/133分/カラー/ヴィスタ
脚本・監督:園 子温  
出演:夏八木勲 大谷直子 村上 淳 神楽坂恵 清水 優 梶原ひかり 筒井真理子 でんでん
挿入曲:マーラー 交響曲第10番 第一楽章「アダージョ」 (Naxos Japan)
製作:「希望の国」製作委員会  配給:ビターズ・エンド
© 2012 The Land of Hope Film Partners

Official Site

http://kibounokuni.jp/

Poster

Scene Photos

Trailer