top > press release,topics > 2016.08.31

米最大の映画祭、サンダンス映画祭で 「観客賞」を受賞、 ノンフィクションの決定版! ヒマラヤ・メルー峰シャークスフィンに挑んだ男たちの、 壮大かつ瞑想的な登頂記録映画 『MERU/メルー』 2016年12月31日(土)大晦日より公開決定! 

 

 

© 2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.

ピクチャーズデプト配給、映画『MERU/メルー』(監督:ジミー・チン)は、2016年12月31日(土)より、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、109シネマズ二子玉川他にて全国ロードショーが決定しました。

本作は、ナショナル・ジオグラフィックの山岳カメラマンであり、トップ・クライマーのジミー・チンが、多くのクライマーを拒絶してきた難攻不落の「世界一の壁」、ヒマラヤ・メルー峰シャークスフィン登頂を、壮大な映像スケールで伝えるドキュメンタリー映画です。2015年のサンダンス映画祭にて観客賞を受賞するなど、その内容は単なる山岳ドキュメンタリーを超えたヒューマンドラマとして観るものの心を打ち、複雑なクライミングテクニックと超人的なメンタリティを必要とする、世界最難ルートのひとつとされる頂上を目指す男たちの姿に圧倒される映像は、エンターテイメント・ノンフィクションの決定版と言えます。

プロクライマーも大注目する貴重な登頂記録

本作の監督であり、プロデュースと出演、撮影までを手がけたジミー・チンは、アートとアドベンチャーの両立を自身のキャリアで成功させている数少ないカメラマンであり、ドキュメンタリー映像作家です。ナショナル・ジオグラフィックのカメラマンとして、クライミングの聖地であるヨセミテで撮影を続ける一方で、世界のトップアスリートのブレイクスルーとなる挑戦の撮影も多く実現してきました。また、エベレスト山を頂上からスキーで滑降した数少ないスキーヤーの一人でもあります。

本作は、過酷なメルー峰登頂の行程が、たった2台の小さなカメラによって撮影された映像です。難攻不落の壁に立ち向かうその詳細は、プロのクライマーが注目する程、山岳記録としても非常に貴重な価値を持つものです。

自分の中の「人間」と向き合わされる瞑想的ドキュメンタリー

コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人のクライマーや、コンラッドの妻であるジェニファー・ロウ・

アンカーを通して描かれているのは、究極の環境で育まれた「人間関係」の下、生と死の狭間で迫られる「決断」に関する、スピリチュアルなメディテーション(瞑想)です。多くのトップクライマーを拒絶し続けてきたメルー中央峰・シャークス

フィンに挑む男たちの挑戦を追体験することで、誰もが自分の中の「人間」と向き合わざるを得なくなるこの作品は、自らの人生における「挑戦とは?」「情熱とは?」を正面から問いかけてくる、まさにメディテーション・ドキュメンタリーです。

公開は大晦日。単なる山岳映画ではない、圧巻のスケールと瞑想的なものがたり、極限の環境で研ぎ澄まされる男たちの人生観が、新しい一年を迎える多くの人々のチャレンジスピリッツを奮い立たせてくれる事でしょう。

■プロフィール

◎ジミー・チン(監督、プロデュース、撮影)

ジミー・チンはアートとアドベンチャーの両立を自身のキャリアで成功させている数少ないカメラマンであり、ドキュメンタリー映像作家である。ノース・フェイス・アスリートチームのメンバーとしての活動は14年のベテランだ。世界中のトップクライマーたちとの遠征をこなす一方で、世界のトップアスリートのブレイクスルーとなる挑戦の撮影も多く実現してきた。チベット、チャン・タン高原のトラバース、カラコルム峰の初登頂、ヒマラヤの初の初滑降などで一躍世界的に有名なカメラマンとなる。エベレスト山を頂上からスキーで滑降した数少ないスキーヤーの一人でもある。これまでナショナル・ジオグラフィックの表紙写真やコマーシャル映像などの撮影を数多くこなし、ロウウェル・トーマス・ジャーナリズム賞を受賞している。一方、The North Face、ピレリー、アップル、ナショナル・ジオグラフィック、アウトサイド誌、ピープル誌、Men’s Journalなどのドキュメンタリー、TV、CMを手がけている。ニューヨークとワイオミング州ジャクソンビルの両方をベースとしている。

 

◎コンラッド・アンカー

コンラッド・アンカーは常に極限の自然造形を持つ壁にチャンレジする技術を追求するクライマーである。彼が目指す山は、アラスカからバフィン島、パタゴニア、南極まで及ぶ。1997年、アレックス・ロウ、ジョン・クラカワーとともに南極大陸クイーン・モード・ランドにそびえ立つラッケク・ニーベンのフリークライミングに挑み、この挑戦はナショナル・ジオグラフィック誌上で特集され、映像化もされている。ノース・フェイスのアスリートチームのキャプテンでもあるアンカーは、クライマーはみな、地に足をつけ、人間の仕業による気候の変化を精密に観察し、かつ敏感であるべきだと主張する。またモンタナ州立大学のリーダーシップ・インスティチュート、プロテクト・アワー・ウィンターズ、ボーズマン・アイス・タワー・ファウンデーション、アレックス・ロウ・チャリティ・ファウンデーションなどの役員も務めるなど故郷への貢献も大きい。

 

◎レナン・オズターク(撮影)

レナンは遠征登山家でありフィルムメイカー、ランドスケープ・アーティスト。最先端のクライミングで挑んだ初登頂や多くの山壁への挑戦、ヒマラヤからビルマのジャングルまで多くのチャレンジがショートフィルムとして発表されている。オズタークは、軽量カメラを駆使し、エクストリームなロケーションでの撮影にこだわる。遠征中に制作したビデオ作品「dispatches」は、ほぼリアルタイムで世界中の観客に彼の登山を共有し、話題となった。デジタル時代が到来し、多くの映画祭での受賞経験から、レナンのビジュアル・ストーリーテリングはアウトドア界でもっともカッティング・エッジなスタイルと評されている。

 

■INTRODUCTION

ビッグ・ウォール・クライミングの頂点とも言える、ヒマラヤ・メルー峰のシャークスフィン完登は、エリートクライマーたちにとって、最高の報酬とされている。北インドに横たわる聖なるガンジー川を見下ろす高度6,500mにそびえるこの山は、ありえない障害壁が続き、多くのクライマーにとって悪夢の山であり、また一方でだからこそ挑戦せずにはいられないまさに世界一、難攻不落の壁なのだ。2008年10月、著名なアルピニスト、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人がこのメルー峰ダイレクトルートに挑んだ。当初7日間を予定していたツアーは、結果的に倍以上の日数に渡る大チャレンジとなった。『MERU/メルー』は、大自然の圧倒的な脅威を目の当たりにした人間が、自身の内なる声に耳を澄まし、打ち勝ち、不可能と言われる高さを精神、肉体ともに乗り越えていく、壮大なるライフ・オデッセイである。

■US版トレーラー

https://youtu.be/YvS6O9lVkkg

監督:ジミー・チン/エリザベス・C・バサヒリィ 製作:エリザベス・C・バサヒリィ/ジミー・チン/シャノン・アースリッジ 撮影:レナン・オズターク/ジミー・チン  編集:ボブ・アイゼンハート a.c.e  音楽:J・ラルフ 出演:コンラッド・アンカー/ジミー・チン/レナン・オズターク/ジョン・クラカワー/ジェニー・ロウ・アンカー/ジェレミー・ジョーンズほか 配給:ピクチャーズデプト © 2015 Meru Films LLC All Rights Reserved. 90分 / 16:9 / DCP / 5.1ch / 英語・日本語字幕 / カラー / アメリカ映画 / ドキュメンタリー

 

2016年12月31日(土)より新宿ピカデリー / 丸の内ピカデリー / 109シネマズ二子玉川ほか全国順次公開!