三陸映画祭|『希望の国』ジャパンプレミア
2012.10.09
映画『希望の国』三陸映画祭クロージングにてジャパンプレミア上映!!
園子温監督、気仙沼に凱旋上陸しました!
●園子温監督の談話
今日は覚悟を決めてここに立ちました。決して晴れ晴れとした気分ではありません。ですが、上映後にロビーで、あるお母さんから「ずっと怖くてこの辺りは近寄れなかったけれど、今日娘に連れられてこの映画を観られてよかった」と声をかけていただいて、他の人の声はわかりませんが、僕はこの方のこの言葉が聞けただけで上映できてよかったなと思いました。
気仙沼をロケ地に選んだのは、この機会を逃したら永遠にこの風景は消えてしまうだろうなと思い、刻印として刻みつけたかったからです。気仙沼のシネマコミュニティの方々に応援していただき、この映画は出来上がりました。 今日は今年1月の撮影時にみなさんから頂いた“ホヤぼーや”(気仙沼市観光キャラクター)ジャンパーを着てきました。このジャンパーからは暖かさと同時に勇気もいただいて、撮影もはかどったので、とても感謝しています。
三陸映画祭は、世界のどんな映画祭よりも意義のある映画祭だと思います。世界でもこういう映画祭こそが必要とされています。毎年開催されるなら、いつでも自費で駆けつけますので、ぜひまた呼んでください。