時をかける少女
記憶は消えても、この想いは消えない。時を超えて、今、新たな物語がはじまる。
- ニューポートビーチ映画祭 2011
- アムステルダムファンタスティック映画祭 2011
- サンディエゴ映画祭 2010
- ハワイ国際映画祭 2010
- プチョン国際ファンタスティック映画祭 2010
- 上海国際映画祭 2010
1967年の原作小説の発表以来、半世紀近くにわたり多くの人々を魅了してきた「時をかける少女」。原作者・筒井康隆氏自らの「ダイナミックに過去へ時をかけてみれば?」というアイデアと、「原作発表当時の感動を今の世代にも伝えたい!」という製作陣の想いが実を結び、2010年の少女の物語として生まれ変わった。
Synopsis
高校卒業を目前に控えた芳山あかりは、母・和子が薬学者として勤める大学にも無事合格し、新たな生活に胸を弾ませていた。ところが、和子が交通事故に遭い、事態は一転。「過去に戻って、深町一夫に会わなくては…」と必死に訴えながら昏睡状態に陥った母の願いを叶えるため、和子が開発した薬を使って1972年4月にタイム・リープすることを決心する。
時空を飛び越えたあかりは、過去の世界に到着。しかし、なんとそこは1974年2月。間違えて行くべき場所から2年も経った時代に飛んでしまったあかりだったが、偶然出会った映画監督志望の大学生・涼太とともに深町一夫探しを始める。
四畳半一間のアパートに同居し、涼太の映画製作を手伝ううちに、やがてあかりは涼太に恋心を抱き始めるが・・・。
Director's Profile : 谷口正晃
1966年7月6日、京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。89年、卒業制作の短編『洋子の引越し』がぴあフィルムフェスティバルで、最優秀16mm賞と最優秀男優賞を受賞。審査員の大林宣彦監督らの高い評価を得る。その後、同フェスティバルで出会った篠原哲雄監督に師事し、助監督を始める。根岸吉太郎(『乳房』・93年)、滝田洋二郎(『熱帯楽園倶楽部』・94年)、橋口亮輔(『渚のシンドバッド』・95年)、篠原哲雄(『月とキャベツ』・96年)、平山秀幸(『愛を乞うひと』・98年)、井筒和幸(『ビッグ・ショー!ハワイに唄えば』・99年)、冨樫森(『ごめん』・02年)、黒木和雄(『美しい夏キリシマ』・03年)といった、監督の現場に参加。05年、オムニバスドラマ「min.Jam 学校の階段」の二編を初監督。主演に堀北真希らを迎え、恋に揺れる女の子の感性を瑞々しく描く。そのほか、浜田省吾のコンサート用短編『初恋』や、ドラマ「週刊 赤川次郎」(テレビ東京系)の一編「青春の決算」、ソニーのデジル・シネマ・カメラF23のプロモーション用短編『紅い灯』を監督。本作が劇場用長編初監督作となる。
Credit
35mm/日本/112分/カラー/2010年
監督:谷口正晃
仲里依紗、中尾明慶、安田成美
©映画「時をかける少女」製作委員会2010